3月に涙で卒園児を見送ったのもつかの間、4月には新入園児がたくさん入園し、さらにおへそグループを賑やかにしてくれています。
改めまして、新しくおへその仲間入りをする子どもたち並びに保護者様、ご入園おめでとうございます。初めての園生活に戸惑いを感じたり、ご家族のみなさんも不安なことが多いかと思いますが、職員一同でサポートし、日々の子どもたちの小さな変化や成長に寄り添いながら過ごしていきたいと思います。少しずつ園生活に慣れていただきながら、親子で「おへそ」という場所を楽しみ、人生のアクセントとなっていただければ幸せです。
さて、新しい保護者さんに「おへそ」という場所を伝える時に、長年いる保護者さんや、職員に「おへそってどんな場所ですかね?」と聞くと、「難しいですね~」と答えられることがしばしばあります。私自身も一言で言い表すのは難しいです。保育園、こども園という肩書は間違いないのだけれど、それだけにはとどまらず「人が育つ場所」でありたいと思っています。
人が育つにはどうしたら良いのだろう、と考え、追求する場所ですから、生徒は子どもたちだけでなく、保護者も、職員も、私自身ももちろん生徒の一人です。
先日、学道場の生徒が「園長先生、私たちが20歳になったら、先生はおじいちゃんになる?」と聞かれて、「いや、みんなが20歳になるとはもうすぐけん、まだまだ若くて元気かよ」と言うと、「あんまり、早くおじいちゃんにならんでね。一緒にビールば飲まんばけんね」と言われました。ハイハイをしていたような子どもたちがあっという間にこんなことを言うよう成長します。
また、最近お散歩を一緒にした3歳児さんは「虫がイタイイタイして死にそうよ。先生、どうしよう」と相談され、小さな虫が弱っていることなんか全く気にもしないで歩く自分が恥ずかしくもありました。
令和に生まれた子どもたちも20年なんてあっという間に過ぎていき、時代を創り、世の中の幸せを創る人たちになっていきます。一緒に仕事をしたりするのも遠い未来ではないでしょう。
子どもは大人の姿から学び、大人は子どもの姿から自身を見直す機会にもなります。子どもだけが成長するということはありえません。
子どもたちに負けてはいられません。楽しく、幸せに人生を過ごしていけるよう、大人の私たちも全力で学び、成長し続けていきましょう。
そんな変わった園ですが、ご理解いただきご協力を賜れば心より嬉しく思います。
今年度、新時代もどうぞ、よろしくお願いいたします。