「でんでんむしのかなしみ」

新しい年度が始まりあっと言う間に2ヶ月が終わりました。

 先日の「おへそにおいでよ」はお忙しい中、多くの保護者さんにご参加いただきありがとうございました。子どもたちはいつもの保育園にお父さん、お母さんが来てくれることが嬉しいのでしょう。いつも頑張っていることを見てくれているようで嬉しいのでしょう。子どもたちの笑顔が印象的な日となりました。今年度はクラスで深く交流をして欲しいという思いで企画をしました。それぞれのご家庭のストーリーがお聞きできて職員も喜んでおりました。

 まだまだ、年度始まったばかりで職員も慣れないところもあり、至らないところも多々あるかと思います。そんな時、「こんなこと先生たちに言って良いのかな?」なんて思わずに、どうかたくさんのご意見、叱咤激励をいただければ幸いです。

 さて、先日、理事長先生から一冊の絵本を紹介いただきました。「でんでんむしのかなしみ」という絵本です。この絵本は、上皇后の美智子さまの人生に深く関わった作品なのだそうです。

 内容は、一匹のでんでんむしが、ある日「わたしは いままで うっかりしていたけれど、わたしの せなかのからの なかには かなしみが いっぱい つまって いるでは ないか」と気がつくところからお話は始まります。

 「この悲しみをどうしたら良いだろう」とでんでんむしは考えます。して、ほかのでんでんむしに聞いてみることにしました。「わたしは なんという ふしあわせな ものでしょう。わたしの せなかのからの なかには かなしみが いっぱい つまって いるのです」 すると、ほかのでんでんむしは言いました。「あなたばかりでは ありません。わたしの せなかにも かなしみは いっぱいです」 そのほかのでんでんむしにも尋ねていっても、みんな同じことを言います。するとでんでんむしは気がつきました。

 「かなしみは だれでも もって いるのだ。わたしばかりでは ないのだ。わたしは わたしの かなしみを こらえて いかなきゃ ならない」と。

 美智子様は、人生において不安や悲しみいっぱいになったとき、この絵本の記憶が蘇ってきたそうです。

 人は時に、目の前で起きてることが、とんでもない不幸のように感じたり、「なんで自分ばかり」と思い悩み、悲しむこともあります。しかし、でんでんむしのように私だけではなく、世の中の多くの人が悲しみを持って生きています。そして、少し勇気を持って、周りの人に話してみると案外同じ境遇の人がいたり、共感してくれる人がいたりします。もし、保護者さんも子育てで悩んだり、不安になったりすることがあれば、職員にご相談いただき、子育てのパートナーとして一翼を担えれば幸いです。

 さて、だんだんと暑さが厳しくなってまいりました。園でも子どもたちが安全に楽しく過ごせるよう、水分補給、休息をこまめに行い、熱中症等に注意してまいります。睡眠不足や朝食の未摂取は、熱中症の発症に影響を与えるおそれがあるようです。ご家庭でも体調にご留意いただき、ご家庭で「おや?」と思うことがあれば連絡帳や口頭で担任にもお気軽にお伝えくださいね。

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