楽しいハロウィンパレードと佐賀ならではのバルーンフェスタを終えて、グンと寒さが増して冬を感じる季節となりました。毎年恒例のハロウィンパレードではサガテレビ・NHK・佐賀新聞さんなどから取材依頼があり、おへそっ子のハロウィンの盛り上がりに佐賀のメディアが注目してくれていました。保護者様にもたくさんのご協力をいただきありがとうございます。保護者様の仮装も毎年楽しみにしています。
さて、ある学者さんによれば、0歳~20歳まで時間と、20歳~80歳までの体感する時間は同じであるとされていることを聞いてびっくりです。成人式を向かえる頃には、人生の半分が過ぎ去っているということになります。
ワシントン州立大学の神経科学者ヤーク・パンクセップ氏によれば、予期せぬものを見い出したり、新しいもの期待したりすることで脳は活性化され体感時間は長く感じられるといいます。確かに、子ども頃は未知との遭遇、新しい情報や学びの数々で刺激で満ちています。一方、大人になれば、生活の大半が同じことの繰り返しで、ある意味「慣れ」というものが出てくるのでしょう。
子どもから学べることがたくさんあります。6年間の小学校時代がとても長く感じたように、大人もチャレンジ精神を大切にし刺激的な毎日を過ごすことで、人生の体感時間を伸ばすことができそうです。このような事例のように、大人が忘れてしまった心や、「宿題しなさい!」と言っている大人の方が新しい情報や学びを取り入れていない(かもしれない)ことを子どもたちは教えてくれます。
年齢を言うと怒られそうですが60歳を越えて、おへそで“アート保育士”として働いてくれている職員がいます。絵やアートを通してキラキラと目を輝かせながら、子どもたちに接してくれています。その姿は年齢を忘れさせてくれますし、子どもたちと同じように「若さ」を感じさせてくれます。人は何事にもチャレンジ精神を持ち、楽しみ、人に貢献しながら、人生を謳歌することにより、いつまでも子どもみたいに生きることができるができるのかもしれません。
子育てや保育の子どもたちとの関係性は、互いに刺激し合うものであり、一方通行ではありません。子どもたちは、親や保育者にたくさんの貴重な体験や学びをもたらしてくれます。毎日の育児、家事、お仕事は大変かと思いますが、目の前のかけがえのない子どもたちの笑顔が私たちに人生の活力と、喜びや幸せを与えてくれているパートナーであることを忘れず、子どもと共に歩んでいければ素晴らしいなあと思います。
令和元年もあっという間に残り2ヶ月を切りました。この2ヶ月が少しでも長く感じられるように、子どもたち、職員、保護者様も共に、一瞬一瞬を大切に、楽しみながら過ごしていきましょう。