「広げよう、私たちがみている世界」

先日の生活発表会では、保護者様にはたくさんのご協力をいただきまして誠にありがとうございます。

コロナ禍の状況において、なんとか子どもたちの大きな成長を表現する機会を創ることができたことは、当たり前の時間を有難い時間として捉えることができる機会でした。

まさに、今回のにじ組さんのテーマにあった「物事のとらえ方」や「多面的な視点」を考える機会となりました。

おへそグループの生活発表会は、エンターテインメントとして、笑いと涙、感動をお届けしておりますが、それ以上に、子どもたちがその準備や練習をする上で大きな学びとなるよう心掛けています。

今回、博報堂のコピーライター山﨑博司氏の

ボクのおとうさんは、
桃太郎というやつに殺されました。
一方的な「めでたし、めでたし」を、生まないために。
広げよう、あなたがみている世界。

というコピーからインスピレーションし、桃太郎を様々な視点から捉える劇を子どもたちと披露いたしました。

人は自分自身が見ている視点が必ずしも正解でないことが往々にしてあります。自分が正義だと思っていることも、周りの人にとっては間違いであることだってあります。

今後、子どもたちは、今までの時代よりもさらに、このような正解なき様々な課題と向き合いながら、生きていくような気がします。

私たち大人自身が「こうあるべきだ」という固定観念を取り払いながら、子どもにたちの世界を広げていきたいと思います。

さて、年長さんの卒園、そして、認可外保育所を2011年に開園してからの最初の園児がついに中学生となるまで、残り2か月を切りました。

試行錯誤しながら子どもたちと接してまいりましたが、実のあることをお伝えできたかは定かではありません。

卒園、卒業したとしても、おへそっ子として、これからも保護者の皆様と共に子どもたちの世界を広げていけるようなサポートを微力ながらお手伝いできれば幸いです。

とは言いながらも、別れは、寂しい、寂しい。

おへそグループ統括園長 吉村直記

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