相手に何かお願いする時は、相手が気持ち良くそれを実行していただけるか、という点を大切にしたい。
無理にお願いしようとすれば、相手は、納得感を持てず、良いパフォーマンスでお願いごとを実践してはくれない。
双方にメリットがない。
相手にお願いする時は、相手に重要感を持たせながら、「あなたにお願いしたい」「あなただからこそできる」「難しいお願いだけれど、あなただったらと思って」と伝えなければならない。
さらに、相手の状況に十分配慮しなが、丁寧に、目的と想いを語り、「お願いの意図」を十分すぎるくらいに伝える必要がある。
その上で、その実行するプロセスを不安なく共に計画し、サポートし、途中経過も含め、追いかけ、感謝を伝えていかなければ、相手の納得感は出てこない。
人は、自分のことを一番大切に考えている。
人は、自分の目の前で起きている状況や、目の前の業務で100%なのだ。
新入社員であっても、ベテランでも、一流企業の社長であっても、ソフトバンクの孫さんであっても、業務量に関わらず、自分の100%と思う力を発揮しながら仕事をしている。
その隙間に入ろうとするには、相当なハードルがある。
しかし、相手にお願いし、協力をお願いすることは、大きな産物があるのだ。
相手は、そのお願いごとを実践させ、こちらに参画させることで、行動を共にした仲間と化していく。
周りの仲間と感じている人を改めて確認して欲しい。
共に、同じ目標に向かって仕事でもプライベートでも、何か協力し合いながら行動していた人たちではないだろうか。
そして、あまり意識することなく、お願いできる仲間に、心からの感謝を送らなければならないことをも忘れてはならない。