良い1日を創り、良い世の中を創っていけるような同志

改めまして、ご入園、ご進級おめでとうございます

環境が変化した子どもたちも、少しずつ、笑顔を取り戻している様子が見られます。朝の送迎時は泣いているお子さんも、日中はニコニコと元気に過ごしているので、ご安心くださいね。

 職員たちは、泣いている子どもたちを気分転換にお散歩に連れていったり、その子がどんな遊びに興味があるのか、手を変え品を変え、遊びの提案をしてくれたりと、全力で愛情を注ぎ、サポートしてくれています。職員には、「目の前の子どもは、将来の仲間なんだよ」という話をよくします。私が25歳からこの役割を担ってから、もう14年目となります。新卒の先生とは、20歳ほどの差があります。でも、こうして、共に子どもたちを育て、共に園を創り、共に未来を創るお仕事をさせていただいていますし、自分自身だけでは決して成し遂げられないことを、サポートしてくれています。逆の視点から見ると、新卒の先生と年長児なんかは、15歳ほどしか差がありません。子どもたちはあっという間に成長し、私たちを支えてくれる大切な仲間に成長していきます。

子どもたちは単なる「子ども」ではなく、奇跡的に同じ時代を生き、共によい世の中を創る「仲間」

子どもたちは単なる「子ども」ではなく、奇跡的に同じ時代を生き、共によい世の中を創る「仲間」なのです。子どもたち一人ひとりにリスペクトの気持ちを持って、「先生、ありがとうございました(子ども⇒先生)」ではなく、「こちらこそ、今日という1日を与えていただきありがとうございました。これからも共によい世の中を創っていきましょう(仲間⇒仲間)」という気持ちで今日という日を過ごせるよう職員と共通認識を持って保育を進めております。

 先日は、中高等部の生徒と、3~4年目の職員のコラボ合宿に行ってまいりました。職員は、おへその文化を体得してる子どもたちとの関わりで、たくさんの刺激を受けてくれたようです。子どもとか大人の区分はなく、学び合う同志として、同じ釜の飯を食べ、風呂に入って、川の字になって雑魚寝、焚き火して、花火して、真面目な話をして、バカ話をして、夜更けまで腹をかかえて笑い合い、楽しくも、豊かで、濃い時間でした。

 子どもたちも保護者様も職員も、みんなで良い1日を創り、良い世の中を創っていけるような同志として、共に、歩んでいければ幸いです。4月は子どもたちだけではなく、保護者様にとっても、新しい環境で戸惑うことも多かったかもしれません。引き続き、子どもたちはもちろん、保護者様も安心して、楽しく、居心地のよい園生活を送れるように職員一同、精一杯務めさせていただきます。

 また、おへそグループでは、毎年、にじ組を中心に、研究テーマを設け、学びを深めています。これまで、「しあわせ」「もったいない」「みとめる」・・・さまざまなテーマに基づいて、年間の取り組みを行い、生活発表会までつなげてきました。子どもたちだけの学びではなく、職員、保護者様も巻き込みながら、共に学んでいくことを大切にしています。

令和6年度のテーマは、 「癒し(いやし)」

森が大好きな今年のにじ組。自分たちを癒してくれる森は、なぜ、人癒す力があるのか?そもそも癒しとはなにか?心を癒すことは人生においてどんな役割を果たすのか?私たちにとっての「癒し」とはなにか?そんな壮大なテーマに挑みます。

 現代社会では、ストレスによって心身に何らかの不調を感じている人が少なくありません。また最近では、大人だけではなく、子どもたちの心の病気も増加しています。子どもたちが、自分自身の「いやしってなんだろう?」「自分の心をいやしてくれるモノ・コトってなんだろう?」と考えながら、自分を癒すスキルを身に着け、人生を豊かに歩んでいく学びになればと思います。おへそグループ全体で、癒しについて学びを深め、3月末に、「ほんとうに、癒された1年だったね~」と子どもたちから自然と出てくることを目標に、子どもたち、職員、保護者様一体になって進んでいければ幸いです。

おへそグループ統括園長 吉村直記

カテゴリー: 2024

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