「学び合える場所に」

2022 年度が始まりました。この度のご入園、ご進級誠におめでとうございます。
先日は、入園・進級イベント「おへそにおいでよ」が 2 年ぶりの開催となりました。残念ながら今回は全員参加とはなりませんでしたが、今後もクラス別に規模を縮小したり、野外でのイベント等も検討し、感染予防に務めながら、With コロナでも楽しく、そして、おへそらしく進んでいきたいと思います。

さて、今年度より園長による「おとな空手クラス」を開始することとなりました。おへそグループは、保育園に始まり、学童保育、児童発達支援等、年齢や特性に関わらず、共に学び合える環境を追求してまいりました。これからも少しずつではありますが、中学生でも、高校生でも、大学生でも、お父さんでも、お母さんでも、おじいちゃんでも、おばあちゃんでも、どんな方であっても共に学び合える場所にしていきたいと思っています。

特に園で取り組んでいる「和道流空手道」は「和の道究め和を求む道」という精神を大切にしている武道であり、「和」の心を大切にします。さらに、武道の「武」という漢字は本来、「戈(ほこ)」を「止」と書きます。武道の精神は、積極的な暴力、攻撃、争いを避ける、止めることにこそ本質があります。当園の道場訓も、それを分かりやすく表し「つよくやさしくやさしくつよく」という言葉になっています。老若男女、子どもも大人も、「つよくやさしい心」を鍛錬し、学び合うことが本当の目的なのです。

日々、子どもたちと関わっていると、アッと驚かされるような気づきを与えられることが多々あります。子どもたちと関われば関わるほど、私たちと対等な関係であり、学び合う同士、仲間であると強く感じます。子どもたちは常識に捉われない発想をし、目の前を全力で楽しみ、好きなことは超人級の集中力を発揮し、100%で笑い、100%で泣き、100%で遊び、そして、疲れても次の日にはケロッとして、また、100%で遊びだします(笑)。

ある保育士から「私は子どもを子ども(目下の人)と思わず、1 日を一緒につくりあげる仲間と思っている」と教えてもらったこともあります。社長と社員、上司と部下、お客さんと店員、園長と職員、師匠と弟子、先生と生徒、保育士と園児、親と子、すべての関係は、どちらも必要で、対になって初めて成り立つ関係です。

親は子によって親にならせていただき、保育士は園児によって保育士にならせていただいているのです。そのように、私たちは、どんな世代であっても、リスペクトの気持ちさえあれば、学び合える同士、仲間になれる可能性があると思います。しかし、人は特に、それを忘れ、「自分が自分が、我が我が」「上司が偉い」「親が偉い」と一方的な関係性を求めてしまうことがあります。

おへそでは、どんな時も、自分を見つめなおしながら、生涯学び合う関係性を、子どもたち、保護者様、職員と創っていきたいな、と思っています。既に、何名かのパパたちが空手の体験をはじめ、子どもたちに「力が入りすぎですね…」と指導されながら、プライドを捨て、共に汗をぬぐっている姿には心の底から敬服いたします。以前、尊敬するある経営者の方に「プライドを捨てるプライドを持ちなさい」と言われたことがあります。まさに、この実践を大人の私たちが実践する姿を見せることが、子どもたちの育ちを応援すると信じ、共に学び合っていければ幸いです。

2022 年度もおへそグループは、子どもたちを真ん中に置いて、職員が一丸となって、楽しくも学びのある保育に努めてまいります。保護者様にはたくさんのご協力をいただくと思いますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。


おへそグループ統括園長 吉村直記

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