「意欲を下げず、行動を改善するアプローチ」

11月に入り少しずつ生活発表会に向けての準備がスタートしています。子どもたちはもちろん、保護者も楽しめるエンターテイメントであるおへその生活発表会。年長児にじ組さんは毎年国際理解をテーマに生活発表を行いますが、今年度のテーマは「世界のゴミ問題」にフォーカスして取り組んでいます。プラスチックのゴミが海に捨てられ、命を奪われる生き物たち。子どもたちは真剣な眼差しでそれらの写真を見つめ、たくさん心を動かしています。また、一足早く今月に開催する学童の生活発表は、「プロフェッショナル~おへその仕事の流儀~」と題して、職場体験で学んだことを劇を交え発表します。発表まで、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。  

 さて、日頃より子育てに励んでいただいている方、保育園などで子どもたちと関わっている保育者、お仕事で部下育成をしている方など、人を育まれる立場にあられる方は皆さんは、「こうして欲しいのになんで・・・」という悩みに直面するのではないでしょうか。「なんで、そんなことするの?!」「ちゃんとしなさい!」「はやくしなさい!」「なんで、できないんだ!」と、こちらの理想とのギャップで腹を立ててしまう。私自身も子育てや仕事の場面で、そのような場面に出くわすことが多くあります。  

 その際に少し俯瞰してみると、「行動を改善して欲しいだけ」なのに、「意欲を下げて、改善を促す」ことをやってしまうことが往々にしてあります。  

 例えば、母「何よ、この点数はもっと勉強しなさいよ!」、子「分かったよ・・・(いつもお母さんはうるさいな・・・)」、先生「なんども廊下を走らないって言ってるでしょ!」、園「はい・・・(いつもこの先生は怒るから嫌い・・・)」、上司「なんだこの企画書は!ほんと、できないやつだな!」、部下「はい、すみません。やり直します・・・(この上司ムカつくな・・・)」など、行動を改善して欲しいだけなのに、本人の意欲を下げ、こちらの人望もなくしながら指摘してしまいます。でも、本当は意欲を下げて欲しいわけでも、人望をなくしたいわけでもなく、ただただ行動を改善して欲しいだけなのです。  

 楽しい、嬉しいなどの「メリット」で人を動かすこともできれば、恐怖や怒られるなどの「デメリット」で人を動かすこともできますが、やはり人はメリットに向かって動いている時に幸せを感じることが多いでしょう。母「テスト見せてくれてありがとう。一緒に解けなかった問題問いてみようか。」、先生「廊下歩いていて偉いね~(普段歩いている時に)」、上司「いつもありがとう。ここを直せばもっと良くなりそうだね。」、アプローチの仕方によって意欲を少しでも高めながら行動を改善してくれればそれに越したことはありません。  

 私たちのアプローチはやがて子育てをする我が子や、部下に引き継がれていきます。深呼吸して目の前の人が幸せになることを願いながら言葉をかけてみることで、必ず良い結果が訪れることと思います。

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