「愛される人に」

子どもに「おいで~」と言ったときに、保育者の元に来てくれる子もいれば、来てくれない子もいます。

その時に、「も~『おいで』って言っているでしょ」となる保育者もいれば、

「ん~ちょっと声のボリュームとか、言い方がまずかったかな(伝わらなかったかな)」と自身を見直す保育者もいます。

子どもにでも、旦那さんでも、同僚、先輩、後輩に伝わらないコトがあったときも同じ。

「も~なんで伝わらないのよ」となる人もいれば、

「どうやったら伝わるかな」と何度もチャレンジする人もいます。

自身を常に磨き、見直している人は、子どもにも大人にも尊敬されていることが多いので、

結果的には、伝え方が不十分でも「あなたのためだったら」と周りに思われているので、

子どもも、大人にも伝えるということが上手くいくことが多いように思います。

子どもだったら「おいで~」と伝えて、魅力的な保育者であれば、集まることが多いですし、大人だったら「こうして」と伝えて、魅力的な大人であれば、すぐに理解、納得してくれるか、理解がなくても、「あなたのためだったら」と納得してくれたりします。

仕事をする上で、知識、能力、技術等、スキル的なものもとても重要ですが、

その人自身が、魅力的で、愛されているかが、上手く物事を進めるかにとても重要なように思います。

仕事や、子育てで上手くいかなったり、悩んだりしたときに、悩んでいる相手「子ども or 大人」から見た時に、尊敬に値する人なのか、愛されている人なのか、魅力的に映っているのかをジッーと考えてみてみると、やはり、上手くいかないことがあるときは、その人から尊敬されていなかったり、愛されていなかったりすることが多い。

最終的には伝え方も問題ではなくて、伝える側がいかにその人(子ども)にとっての重要な人や魅力的な人、信頼される人、愛される人になっているかが、問題であることに気づきます。

では、信頼されるためにやっていることはなにか、愛されるためになっていることはなにか。

笑顔で挨拶をしてあげているのか

いつも機嫌よく接してあげているのか

悩んでいるのに気づいては力になっているのか

信用を得るために約束を守っているのか

短所の指摘ばかりをしていないか

長所を見つけては伝えてあげているか

その人(子ども)のために割く時間はどれだけあるのか

その人(子ども)を笑顔にするために何をしているのか

他にも様々なことが考えられると思いますが、

伝わらないことを悩んで、相手を指摘する前に、自身を磨き、魅力的で愛される人になる行動をしたほうが、目の前の子どもにも大人にも、世の中にもメリットです。

「テストで100点を取りなさい」より、

「愛される人になりなさい」と、子どもたちに伝えていきたいと思っています。

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