「人を育てる人」が持っておく必要がある意識

人が人を教える、育てる上で、「上司 ⇨ 部下」や「先生 ⇨ 子ども」という形で、上の立場から下の立場に伝えている時、伝える側は「相手のために伝えている、教えている」と思っていたり、「当たり前のことを言っている」と思っていても、自分よりも年齢や経験が少ない人からすれば、それは大きな圧力、プレッシャーに感じることがあったり、苦しく感じてしまうことがあったりします。

経験や年齢的に下の立場の人や、言い返すことができない小さな子ども、意見を出しにくい相手には、強く謙虚な姿勢を持って対応する必要があると思います。

もちろん、先輩や、先生、上司などの立場の人は責任を持って、相手にメッセージを伝えます。「悪気を持って伝えていない」ということももちろんあると思います。

しかし、どうしても立場が弱い人からすれば、それが「威厳」であったとしても、「自分の気持ちを伝えることができない存在」として大きな壁になる場合があります。

育てる立場の人たちが注意しなければいけないことは、下の立場の人、経験としてない人、弱い立場の人が、楽しく、面白く、幸せに、気持ちよく、そして、成長する方法を考えてあげること。

とても難しいことですし、私自身、決してできているわけでありませんが、理想として、

「その人との出会いが人生において素晴らしく、人生が楽しくなるような機会にしてあげること」

という意識を強く持つこと。

必要な「問い」としては、

「目の前の人は自分自身と出会って、人生がより良くなり、人生が少しでも楽しく、幸せになっているだろうか?」

ということだと思います。

「人を育てる」ということに関わっている以上、「人を育てる資質を磨く」ために、謙虚に学び続けていきたいと思います。

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