年長さんの卒業を1週間前に控え、園内では職員はもちろん、子どもたちもそれぞれの役割を持って、卒園式、学道場は初めての生活発表会、そして来年度に向けて準備を進めています。
当園では「私たち、僕たちの生活発表会だから、先生たちは口を挟まないでね」とか、「卒園式ではこんなことがしたい」「こんな歌を唄いたい」など、子どもたちからの提案やアイデアが止むことはありません。先生たちがやってあげることが普通であれば、こんなことはありません。任されることによって、存在意義、役割を感じ、それぞれがやりがいを持って、自ら成長に向かって進んでいっているように思います。
来年度の職員体制では、「スポーツ」「インテリア」「手作りおもちゃ」「おもてなし」「生活習慣」「音楽」「アート」「哲学」「ベビーマッサージ」など20以上のチームを園内に創設し、職員がそれぞれ得意を生かしながら、協力し合うような環境を創りました。
それぞれの得意なことを任され、目を輝かせながら、必死に子どもたちに貢献しようとする職員もまた心強く思います。また、新しくおへその仲間になる職員もそれぞれに魅力を持った素敵な方々ばかりです。
さて、先日、学道場の子どもたちが、春休みに入り、いつものように通知表を持って、私のところに報告に来てくれました。「先生、放送で読み上げて!」とリクエストしてくれ、園内放送でそれぞれの素晴らしい部分を共有させてもらいました。照れくさそうにしながらも、嬉しそうに報告してくれる姿は、とても愛おしく感じます。
もうすぐ卒園していく子どもたちにとって、いつまでもこの場所が、ありのままを受け入れてもらえる場所であり、認めてくれる場所であり、学びを深める場所であり、報告したいと思える人がいる場所であり続けられるよう、引き続き、職員が一丸となって努力していきたいと思います。
保護者の皆様におかれましては今年度一年、この場所を共に支えてくださり心より感謝申し上げます。また、職員にもこの場を借りて心からの「ありがとう」を伝えたいと思います。
子どもたち、保護者様、職員、おへそに関わるすべての皆様の人生が、より幸せになりますよう、来年度もより一層の努力をしてまいります。どうぞ、宜しくお願い申し上げます。