「OHESOSHIGOTO(オヘソシゴト)」の取り組み

本格的な冬の到来を迎えました。年末を迎え、なにかとお忙しいことと存じます。

 12月に入り、生活発表会に向けても子どもと職員が一体となって準備を始めています。今年もユニークなおへそらしい生活発表会になりそうです。今年度入園された保護者様、おへその生活発表会はひとつのエンターテインメントです。ぜひ、お楽しみに!

 さて、先月は年長さんが自分たちでお味噌汁とおにぎりを作り、保護者さんにおもてなしする「ごはん屋おへそ」、北山少年自然の家での「おへそ秋合宿」とイベントが続きました。おへそグループでは、子どもの「自立」「主体性」というものを大切にしながらイベントや保育を企画しています。おへそは「育てる場所」ではなく、「育つ場所」をテーマに、子どもたちが自らの意思で行動し、学ぶ仕掛けをいたる所に創ります。

 今回ご紹介するのは、「OHESOSHIGOTO(オヘソシゴト)」の取り組みです。1歳児から年長児まで取り組むOSHIGOTOは、ご飯の準備、お掃除、洗濯板での雑巾洗い、赤ちゃんたちのお昼寝のサポートまで様々な役割を準備し、1日の中で各クラスやグループに4~5の役割がタスクされています。それぞれのタスクを子どもが2人くらいで協力して担当します。4つのタスクがあるグループでは、4タスク×2人ずつなので1日のうち8人。子どもたちが保育者と共に1日を創り上げる協同者としての意識を持つようにしてOSHIGOTOに取り組んでいます。自立(自分の力で物事を進めていく力)・協力(人を頼り、力を合わせて物事を進めていく力・共生(お互いを認め合いながら生きていく力)を促していくおへその大切な取り組みのひとつです。

 また、OSHIGOTOの時間は目の前の2人の子どもたちに、保育者がゆっくり関わり、丁寧に生活習慣を伝え、ねぎらいの言葉を掛けることができる絶好の機会としても重要な役割を持っています。「オシゴトやっているの?」と子どもたちにぜひ質問してみて、日頃の頑張りに保護者さんからもねぎらいの言葉をかけてあげてくださいね。 

 なかなか、おへその取り組みをひとつひとつ紹介することはできませんが「おへその保育を可視化する」を目標に、保護者さんに取り組みの意図や思いが伝わるように園内のいたる所にキャプションをつけてみようと現在進めております。見つけたらぜひ読んでみてください。

 12月のお便りということで、あっという間に年末の挨拶となりました。2018年最後の月に改めて、子どもたち、保護者様、そして、毎日、保育の現場をしっかりと見てくれている職員、支えてくれる家族へ感謝を申し上げたいと思います。いつもありがとうございます。おへそに関わる皆様にとって、地球にいる皆様にとって、2019年も幸せで平和な時間になりますようお祈り申し上げます。

「今月の哲学対話!」

園長から家庭で取り組んでいただきたい「哲学対話」のテーマを選定します。

哲学対話のポイントは、「否定しない、褒めない」「答えを出さなくてOK(考えるプロセスが大切)」「なぜそう思うの?と答えを掘り下げていく」ことです。

今月の哲学対話テーマ

「自分と友達って何が違う?」

自分という人間を客観的に見たり、友達との違いを掘り下げて聞いてみましょう。お父さんとお母さんの違いは?大人の子どもの違いは?と発展していっても良いかもしれません。

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