以下は、おへそグループ内の保育者向け2023年7月のメッセージです。
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今年度のテーマは「認める」となりました。
おへそグループは、毎年、職員自身も、このテーマに基づき、頭の中をぐるぐるとさせることが私の役目です。子どもだけでなく、周りの大人も学び続けることは、目の前の子どもに失礼なく向き合う大切なことだと思っています。
人には、良いところもあれば、悪いところもあります。人には、長所もあれば、短所もあります。自分自身の不足と向き合い、そして、長所を伸ばしながら成長していくことが誰しも大切になります。
さて、みなさん、クラスやグループの周りの職員をぐるりと見渡してみましょう。
その人たちの長所はなんですか?短所はなんですか?
その長所を生かそうとしていますか?
短所だと思うところをサポートしてあげていますか?
人は不足を補い合い、良い部分を生かし合ったとき、お互いがハッピーになります。
しかし、不足を指摘し合い、良い部分を見ようとしなければ、お互いに不幸の道を辿ります。
一方、先日、アメリカで自閉症支援を長年されている方とお話する機会がありました。その人の言葉の中で、
「特性のある子たちを自由にするとニコニコして走り回ったりする。それを先生側もニコニコしてついていく。それだけでは、子どもたちは成長しません。具体的に、目標を定め、どのような方法で、どのような手順で、どのようなスケジュールで、その子のスキルを身に着けていくかを考えてあげることが本当の支援、サポートであり、ただ、そこに居るだけでは、その子の幸せは応援できません」
とありました。
「そのままを認める」は正義なのか、その子の長所、短所を捉え、子どもも時に苦しくなるけれど、応援することが「認める」正義なのか、考えさせられます。
しかし、それは、深い愛情であり、互いに認め合っているからこそできるもの。目の前の人を愛し、心からその人の幸せを応援するには、どのような言葉をかけ、どのようなアプローチが必要なのか。
にじ組さんの前に、私たち大人がまずは考えて進んでいきましょう。
おへその中にどっぷり浸かると、忘れそうになるけれど、毎月、全国から見学に来て、感動され、そして、「職員の表情が特に素晴らしい」と口をそろえて帰っていかれます。
おへそは素晴らしい、職員が素晴らしい。引き続き、よりよい場所を追求していきましょう。
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