「心理的リアクタンス」

人は「自分で判断したい」という本能があります。

「宿題をしなさい!」と怒られて、

「これからやろうとしたのに」という記憶を思い出してみましょう。

親は私たち子どもことを思って命令したのに、言われた方は、なぜか反発したくなります。

アメリカの心理学者ジャック・ブレームは、それを「心理リアクタンス」と名づけました。

人は「自分のことは自分で判断したい」という心理が備わっています。

例えば、3~5歳児の前におもちゃをいくつか用意し、ひとつだけ触ることを禁止しました。

しばらく遊んだ後に、どのおもちゃで遊んでもいいと伝えると、ほとんどの子どもが禁止されていたおもちゃに真っ先に手を伸ばしました。

禁止されると、かえって遊びたくなるのです。

子どもも大人も同じ。

相手を動かしたくて、「命令」をして動かそうとしているのなら、止める選択をする必要があるかもしれません。

参考文献

「自分と他人のホンネがわかる心理学」

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