「『正しさ』より『やさしさ』を優先する」

 今年の大雨も九州、他各県にも多くの被害をもたらしました。被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧を、心よりお祈り申し上げます。

やっと梅雨明けが見えてきたと思うと、市内、県内にも新型コロナウイルスの「第2波」が訪れています。子どもたちの活動が制限され、楽しい夏の活動に影響が出ることは本当に忍びないところではありますが、今後の拡大状況によりイベントなどに影響する場合がありますので、ご了承ください。

 さて、昨今、芸能人の方の自死がニュースなどに取り上げられることを多く目にし、心が痛みます。SNSなどでは、ひとつの言動をきっかけに炎上、誹謗中傷に発展していくことも見受けられます。それが「正義」であったとしても、それを振りかざし、相手を痛めつけることは決してあってはなりません。自分にとっては正義と感じていることも、相手にとってみれば必ずしもそうではないかもしれません。

相手が子どもであっても、大人であっても、イライラすることがある場合は、一度、自分を見直してみることが大切かもしれません。人は人間関係で怒りを感じるとき、相手に対する「期待とのギャップ」があると言われています。「相手にどんな期待をしていたのかな?」と自問することで、自分のイライラの要因に気づくかもしれません。イライラすることは人間である以上、少々は致し方ないところもありますが、相手にぶつけたところで、相手が自発的に行動を変えることは難しいでしょう。

子ども、部下、奥さん、ご主人に関係なく、相手は「仕方なく動く」「怒られるから動く」となるだけで、本人の意志で主体的に行動するという成長につなげることは難しそうです。

アメリカの経営コンサルタント ボブ・バーグ氏は、「周りには『正しさ』より『優しさ』を優先しよう」とっしゃっています。レストランで赤ちゃんが大きな声で泣いていて、親が戸惑っている様子なら、微笑みながら「可愛い赤ちゃんですね」と言ってあげればよい。相手は「すみません。ご迷惑をおかけします」と素直に謝ることもでき、「こんな優しく対応してくれる人に迷惑はかけれない」と自発的に行動するかもしれない。と。

相手に対して、正義を振りかざし、「泣いているのがうるさいので、どうにかしてください」とストレートに伝えることもできるでしょう。しかし、相手の自主自立を促したいのであれば、「正しさ」より「やさしさ」を優先すべきかもしれません。人は正しいことを伝えたからと言って、行動すると思ったら、それは間違いです。「やせた方がいい」「勉強した方がいい」「頑張った方がいい」と幾度となく、同じセリフを聞いたでしょうか。正しい言葉だけが人を動かすと言えば、そうではありません。

相手を配慮する気持ち、リスペクトする気持ち、優しさがセットでなければ、人はこちらに耳を傾けることは難しいのです。

 私たち親や保育者と、子どもたちのコミュニケーションは、子どもたちが大きくなったときにそのままコミュニケーションスキルとして発揮されます。子どもたちには、「正しさ」よりも「やさしさ」や「愛」を優先し、接してあげたいものです。

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