寒さも一段と増してまいりました。また、季節の変わり目、インフルエンザ等が流行しております。
子どもたちが日々楽しみながら笑顔で取り組む生活発表会も近づいてまいりました。お身体には十分ご留意いただければと思います。
11月からOPENしたブックカフェ「てつがく珈琲」には、たくさんの方に訪れていただき、本を読んでゆっくりしたり、問いガチャを楽しんでいただいたりとずいぶん好評でうれしく思います。さて、今月は、最近読んだ本の中の一説についてご紹介したいと思います。
アメリカの臨床心理学者 カール・ロジャーズは、人間関係には、「1:2:7の法則」があると提唱しています。どういうことかというと、人が10人いれば、2人はあなたに好意的で、1人はあなたを嫌いな人が出てくる、そして、他の7人はあなたに興味すら示していない。というもの。
キリストやブッダ、マザーテレサさえも、反対派がいるのに、自分に好意を示さない人や、無関心な人ばかりに目を奪われ、心を乱さず、奇跡的にも好意を示してくれる友人や、恋人、家族のような10人のうちの1人にフォーカスし、生きていく大切さを教えてくれています。
また、元 体育教師でスキー事故に遭遇し、「首の骨」を折り、奇跡的に命は取り止めたものの、首から下がまったく動かなくなり、当時、医師からは「一生、寝たきりか、よくて車イス」の宣告を受け、あまりの絶望に「自殺未遂」までしたが、その後、妻、両親、主治医、看護師、生徒たち、職場の同僚などの応援と励ましを受け、自分の命があらゆるものに助けられていることに気づきはじめ、最後は、奇跡的な回復を果たした腰塚勇人さんという方がいらっしゃいます。
その方は、「口は人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう。耳は人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう。目は人のよいところを見つめるために使おう。手足は人を助けるために使おう。心は人の痛みがわかるために使おう」というメッセージを全国の講演会の中で伝え続けているそうです。普段はなかなか気づかず、支えられている存在、助けられている存在にフォーカスし、生きていくことの大切さを教えてくれています。
決して簡単ではないかもしれませんが、ここで紹介したおふたりの話のように、自分の近くで支えている家族、友人、職場の仲間を大切にしながら、その大切な人たちへ愛のある行動を実践に努めることの重要性を改めて感じます。
あっという間に2023年も最後の月となりました。私自身、子どもたち、保護者様、職員のみんなに、心から感謝の気持ちをもって、それを言葉にし、行動にし、そして、年末の生活発表会を超絶盛り上げ、一年を締めくくりたいと思っております。
みんなで共に楽しみましょう!
いつもありがとうございます。
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